2018年12月31日月曜日

ありがとう2018

大事をなすための力を与えてほしいと神に願ったのに
従順さを学ぶようにと弱い人になった

偉大なことができるようにと健康を望んだのに

より善きことができるようにと病弱さを与えられた


幸せになるために富を求めたのに

賢くなれるようにと貧しさを授かった


人々の賞賛を得ようとして力を求めたのに

神の必要を感じるようにと弱さを授かった


生活を楽しもうとあらゆるものを求めたのに

あらゆることを喜べるようにと生命だけを授かった


求めたものは何も与えられなかったが

願ったことはすべてかなった


こんな私なのに、声に出していわなかった祈りもすべてかなえられ

私は誰よりも豊かな神の祝福を受けた


(無名の南軍兵士の祈り)
 
 
ありがとう2018年。
もうすぐ会えますね2019年。
 
今年もたくさんの方に助けられながら、無事に1年を終えられることに在り難さを感じています。胸いっぱいに。
 
羽をのばして飛べる日もあれば、一瞬の緊張が色々なところに派生してしまう日もあり、
自分を縛り付ける思い込みが、誰かと笑い合うだけでほどけてしまうこともあり。
 
この仕事は、人のいいところだけでなく、本当の部分がどうしたって見え隠れしてしまう。人間らしさの中で生きていると感じられるこの仕事を、心から愛しています。
「かわいい年寄りが待っているなんて思ったら大間違い。年寄りは残酷だよ。」
ヘルパーさんが言われた言葉です。
やさしくしたいと思う気持ちが受け入れてもらえると思ったら大間違い。元気になってほしいと思う気持ちが歓迎されると思ったら大間違い。してあげる側だなんて思ったら大間違い。
 
自分自身の卑しさやエゴや弱さにも何度も出会いますが、そう思うこと自体を責めるのではなく、ひとまず受け止めた上でほかの選択肢はなかったか考えてみる。そして、やっぱり、不安が心に残ってしまう時は自分が中心になっているなぁと思わざるを終えませんでした。できるだけ自分から自由になりたい。
 
そんな中、今年はいい本に出会うことができ、時間をかけてゆっくりと読ませていただきました。先を行く人たちの歩く姿を地図代わりに、固まっていたスイッチを切り替えて、目の前の人たちと出逢っていく、そんな歩みでした。

 
2019年。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。