人生の節々で感じるのは、
人を尊敬する気持ちは、とても大きなエネルギーになるということ。
一目会っただけで、受け入れてもらえたと感じた看護師さん。
堂々として、受け止める懐の広さが態度に出ていたヘルパーさん。
ほかの家族に配慮しながら、ケアチームの実現可能なやり方を提案してくださったご家族。
そして、どんな状況にあっても家の中心であり、ケアチームの力を最大限に引き出してくださる利用者ご本人。
チームの各職が一堂にあつまり、ひるまずにそこに居て、ご本人を中心にこれから必要なことを探っていけたことで、「担当者会議」の意味が分かった気がした。
とてもいい空気が室内にあふれていて、病状とは対称的に明るい雰囲気だった。
このチームでならいける、とご本人やご家族に思っていただけていたら在り難い。
自分の弱さや無力さ、小ささを思い知った。ガツンときた。
でもそのことを悲しむのではなくて(これが今までの自分からすると意外だった)、
まだまだ変わっていけるんだなと思えたのがうれしかった。
こんな風に在りたいと思える人たちがそこにはいて、
その人たちと一緒に向っていけることが本当に在り難いことなんだと思った。
人と出会うというのはすごい。
人との、先輩たちとの、選べない出会いの連続であるこの仕事に就いて、本当によかった。
もっともっと、よくなっていきたい。
たくさんへこんで立ち直りたい。