ひとつ前の投稿の、山登りの話の続き。
続きというか、今日訪問先でおばあちゃまとお話をしていて、山登りでのことを思い出した。
山登りを思い返した時に、いろんな人とすれ違って、挨拶をしたり、挨拶をしてもらったり、びっくりしたり、そういうことが「よかったね」の中にたくさん含まれていた。
きれいだねぇと言える相棒がいて、視線の先には見知らぬ人があっちの山は○○だねなどと指をさしているのを見るのもよかった。
登り始めてしばらくすると見晴らし台があった。
そこにはベンチがあって、ラジオ体操をしている人がいた。ちょうどそのくらいの時間だった。話しかけることもできたけど、そうせずに、少し後ろで音を拝借して、わたしたちもラジオ体操をした。
その後私たちの方がずいぶん先に歩き始めたのに、ラジオ体操の主が追い越していった。
「おはようございます」と言ったら
「さっきいたわよね」と言われたので、
「実は後ろでラジオ体操させていただいていました笑」と返した。
ふふっと笑って、颯爽と登って行かれた。
山の中を1人で、誰とも出会わずにずっと歩き続けることは、
そういうことをしようと覚悟をして始めたなら違うかもしれないけど、きっと全く違うものだろう。
その道が絶対に安全だと言われても、1か月も2カ月も一人で歩くことはわたしには多分難しい。
この事業所が、道の途中のベンチのような場所になっていったらと、
今日おばあちゃまと話していて思った。
誰が置いたと主張するわけでもなく、そういえばそこにあったというような。
あぁあってよかったと思ったり、こんなところにあるなんてと邪魔に思われたり。
そこでは、隣り合った人同士が話したり話さなかったり。
背景になるような、そこで起こることを見つめさせてもらうような気持ちで。
近いうちに、小さな新しいことをいくつか始めてみようと思っています。