おうちを出た後で、
あれでよかったのかな、ほかのやり方はなかったのかなと思うことはたくさんあります。
身体を使うケアであれば、検証・検討することでよりいい方法に出会えることもありますが、
その合間の、人と人が向き合っているな、というような時間には、
答えのない、技とかではない、その状況でしか生まれない時間が流れているような気がします。
仕事であるけど、だからといって割り切れるという感じでもなく、
人の人生に向き合っていて、だけど関われることは限られていて、
深く関わろうとすれば距離がうまく取れなくなる。
マニュアルではなく(きっともしマニュアルが100あったとしても、たいていの方は当てはまらない)、その時々の「自分」が試されている。
こちらのルールに当てはめていないか、逃げていないか、自分の常識で考えていないか、
ちゃんと耳を澄ませているか。
この仕事が好きだな、楽しいなと思う気持ちと同じくらい、
「これでいい」「わかった」という気持ちにならないことが、
自分を後押ししてくれる、という気がしています。