2016年8月29日月曜日

人に関わるということは

学生の頃、ふとしたきっかけで、
まちの人やコトをつなぐ人のもとでインターンをすることになった。
その方はもちろんのこと、その時期に出会った人たちとのやりとりは、
今でも自分の心根を支えてくれている、と感じている。
何よりも、暮らしの中にある感覚や知恵の蓄積に、暮らしている人々の言葉に敬意を払うようになったのは、
そこで過ごした時間があったからだと思う。

人間臭くて、がむしゃらで、真剣で、無邪気なその人たちの言葉を、
家に帰ってからノートに書き留めていた。
今日、ほかの探し物をしていたら、その切れ端がひらりと出てきた。

この話をしてくれた人の顔ははっきりと覚えていないけど、
雰囲気は記憶のなかにしっかりと残っている。
難民支援をしていて、少年たちの保護司をされている方だった。




「人に関わるということはね、
失敗だってするよ。
そりゃ、するさ。

それも全部背負うんだよ。
背負えよ。

何が正しいかなんてわからない。
この前こう言って成功したから、
次もそうだなんて限らない。
どこでどんな行動を起こして、
どんな言葉をかけたらいいのかなんて、
マニュアル化できるもんじゃない。

でも、関係づくりなんだよ。
関係を築いていかないと
何にも伝わらない。

器用に、いい部分だけなんて掴めない。
掴もうとしたら、まわりの掴みたくない部分だって少しは掴んじゃうんだ。
だから、そういう部分も掴んじゃうってことだよ。

そうだろ?」

(え)

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