国分寺市の介護の制度が、この4月から少しずつ変わります。
関係ない、と思われますですかね。
まぁ、暇なときにでも、どうか読んでみてください。
■まず、どんなふうに制度が変わっていくのか、ということについて。
全国的に(自治体ごとにスタートの時期は少し異なりますが)「総合事業」というのが始まります。国分寺市は、この4月から本格スタートです。
ソウゴウジギョウ…
いきなり余談ですが、
この名前を聞いて、わたくし圧倒されてしまいました。なんだかとてつもなく大きな「相手」のような感じ。
いくら勉強してもまだまだ知らない部分がありそうで、不安ばかりが募るのです。
変わる、ということはエネルギーが必要ですから、何となく避けたい気持ちもあるのかもしれません。
そんなわたしに主人が一喝。
「制度って、経験値とは関係なくだれでも勉強すればわかるもの。」
はい、ごめんなさい。ただ勉強したくなくて言い訳していただけかもしれません…反省。
■
話は戻って、
「総合事業」と呼ばれているこの制度は、
正式には「介護予防・日常生活支援総合事業」と言います。
わたしが理解できている範囲ですが、さらに言うと訪問介護に限ってお話するのであれば、ざっくりと2つのポイントがあって、
●1つ目は、
介護保険制度を誰がコントロールするのか、ということについて。
これまで中央集権型=国が主導でやってきましたが、それでは財政面も苦しいし、もっと市民の声を直接聞けるやり方をもともと目指したかったということで、
これからは分権型=市町村が制度運営をおこなう部分をつくりましょう、という点。
●2つ目は、
担い手について。
これまで資格をもった訪問介護員=ヘルパーのみが「訪問介護」を行うことができましたが、
介護度の低い方の生活支援であれば、研修をうけた「支援隊」「応援隊」(これは国分寺市独自の名称です)でも訪問OKとしましょう、ということになりました。
北欧かドイツか、ごめんなさい、ちょっと度忘れしちゃったのですが、
「支援隊」のようなことを学生さんがやっていらっしゃる例が多いとか。
日本だと、どうしても「元気な高齢者」に担い手の焦点があたりがちですが。
普段出会わなかったかもしれない世代の交流…いいなぁ。
これをまとめると、
「市町村が中心となって、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することにより、地域の支え合いの体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すもの」(厚生労働省HPより)
…となるようです。
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この2月にも、「支援隊」の研修がおこなわれまして、
最後の日に「実践の現場から」ということで、訪問介護からはうちの齋藤がお話をさせていただきました。
はじめは、わたしたちが大好きな本を参考にしながら、
それから、「これはここで伝える必要があることなのか」とか、「わたしたちの身体から出た言葉じゃないね」とか言いながら書き変えていきながら、
この過程は、事業所内(=家庭内でもある)コミュニケーションの訓練にもなるねぇと話していました。
貴重な機会をありがとうございました。
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