2017年3月2日木曜日

お茶請け


お話を伺っていると、
おうちに人をあげる時は必ずお茶を出す、というのがDさんのルール(のよう)。
「自分も喉が渇いたから」と言って、でも、わたしの分だけお茶を淹れてくださいます。
(本当はいただいてはいけないのですが…)
 
先日、入浴のお手伝いのあと、やはりお茶を淹れてくださるDさん。
「水筒持っていますから~。お構いなく~。」とお風呂の片づけをしながら声を掛けるも、台所ではシュンシュンとお湯の沸く音が聞こえます。
 
片付けを終えて、記録を書くためにテーブルにつくと、いつものようにお茶を出してくださいました。
「はい、これあなたの分よ。」とDさん。
いつもすみません。
「何かお茶請けがあるといいんだけど」と、いつもとは違う展開。
いやいや、これで十分です。うれしいなぁ、あたたかいお茶。
 
 
すると、Dさん立ち上がり、戸棚をごそごそ。
おもむろにグラスを取り出し、オレンジジュースを注いでいます。
Dさんは冷たい飲み物がお好きとおっしゃっていた、と思い出し、一人合点していると、
 
「はい。おみかんがあると思ったんだけどなかったから、これどうぞ。」と。
 
目の前には、お茶とオレンジジュースが仲良く並んでいます。
たしかにこの2つは相性いいです。剥いたり噛んだりする手間も省けていいかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿