訪問先から帰ると、
ことりのパンフレット挿しに、お届け物1件あり。
あぁ、きっとあの方だ!と思い浮かべてニヤリ。
その日の夕方、
事務所の前のベンチに座る、見慣れた背中あり。
駆け寄って、声をかけると、
「あー、わかった?」と眼鏡の奥のやさしい目とよく通る声。
「お花をもらったのよ、でもわたし出掛けるところだったからさ」、とKさん。
早速花瓶に活けました、すごくうれしい、とわたし。
にこっと笑って、
「ここのベンチ、すごく助かる。脚が悪いからさ、年寄りにはこういうのいいのよ。」
そう言うと、じゃ!と片手を挙げて、コミュニティバスに乗っていってしまった。
去り際がかっこいい。
からりとした余韻が残る。
事務所の目の前にはバス停がある。
敷地ギリギリのところに置けば、座ってバスを待てるよねとベンチを作った。
今日も誰かが座ってる。
知らない人とあいさつをする、いい口実になる。
《補足》
Kさんからのお届け物、
冬にはこんなポップな組み合わせのこともあった。
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